医療機関で働くいくつかの職種にスポットを当てます。

放射線技師の仕事と魅力

放射線技師は、医療施設の中で放射線に関わる仕事をします。放射線技師は、国家資格を有しなければなりませんが、治療や検査の時に必要な放射線照射を医師の指示のもと行えるようになります。

そんな放射線技師の仕事は、多くの医療施設で一般的に行われているレントゲン検査やMRI検査などが中心です。また、その他にも、消化管や血管の造影検査やCT検査、乳房X線撮影などの検査も担当します。さらに、放射線機器の点検や品質管理、放射線被ばく管理なども業務に含まれます。

ちなみに、放射線技師として働く場合、3つの魅力が挙げられます。その1つは、給与が比較的多いことです。放射線技師は専門性の高い職種なので、看護師や理学療法士よりも報酬が高いといわれています。次に、転職に有利だということも見逃せないポイントです。レントゲン検査やCT検査などは、ほとんどの医療機関で行われています。したがって、自分の希望や目標に合わせて、より勤務条件の良い職場に転職できる可能性が大きいのです。そして3つ目は、キャリアアップができる環境にあることです。前述した検査以外にも、超音波検査や放射線治療など、放射線に関わるすべての検査や治療は常に進化し続けています。そのため、扱う機器も次々と新機種が開発されているので、勉強材料は事欠きません。ですから、キャリアアップを存分に行うことができるというわけです。

このように、放射線技師は、常にポジティブに仕事に向き合えるので、医療職の中でも非常に魅力ある職種と言えるでしょう。